「ハーレムラノベが読めない」とわざわざ口に出すのは思春期が終わっていないせい

 読まないなら読まない。はい終わり。

 それをことさらに主張する必要はないわけです。

 

 このあたりの心理を理解するなら、中学・高校時代を思い返せばよいかと。

「邦楽なんでダサい」とか主張する自称洋楽好きさんがいませんでしたか。

 それと同じです。

「周囲とは一風違ったオレ」を演出したがっている。

 その「周囲」が「ライトノベル読者」という狭い界隈なのが悲哀を誘いますね。

 

 では演出の方法として「ハーレムラノベの否定」を持ち出してくるのはなぜなのか。

 理由はふたつです。

 

 1.思春期めいた潔癖症

 2.モテたいから

 

1について

 

 思春期の頃、ことさらに性的なモノを忌避することはありませんでしたか。

 照れ交じりの青い感性。これがいまだに抜けきってない。

 別に悪いことじゃありません。

 そのへんをうまく磨けば10代の少年に届く小説が書ける……かもしれませんし頑張ってください。たぶんラノベ批評なんかしてるより、そっちのほうがよっぽど生産的ですよ。

 

2について

 

 男というのはとても単純なものです。

「女性が支持しているものを支持して、女性が否定するものを否定すればモテる」という考え方をどうしても持ってしまいます。

 ハーレムラノベは女性に嫌われているはず、と本人なりの女性観で判断し、ハーレムラノベを否定する。本人は絶対に否定するし認めないでしょうが、第三者からすると見え見えです。

 

 まあラノベ界隈に限らず、女性を意識しすぎなアマチュア批評家は結構います。

 相手が異性と言うだけで掌をひっくり返したり、慌てて注釈を付けたり。

 正直、サブカルまわりのアマ批評の大半はこじらせた求愛行動ですよ?

 

 

 まあ、「この記事もそのひとつだろ」と言われればそれまでですが。

 自分自身のことだから、なおさら同類の匂いがよくわかるというやつです、はい。